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遠藤ママのモーモーサロンへようこそ♪(第七回)

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2012年5月29日

今日もようこそです~♪
今回は施設のリフォームについて♪ 遠藤牧場には 現在牛舎が4棟あります。古いものから 築25年 18年 14年 4年とそれぞれフリーバーン・ストールバーン・発酵床と様式も違います。 
古い施設は その時代の作業機械に合わせ天井も低く壁も比較的塞がれ換気の悪い構造になっている事が多いですねっ。それでもせっかくある施設ですので利用していますが 手間がかかったり牛達にとっても居心地が悪かったりします。 
そこで遠藤 2年ほど前から古い施設をあちらこちら少しずつですが修繕やリフォームを始め それも結構 楽しんでやっています(笑)

必要に迫られて・・・と言うのもありますが たとえば今は常識的な 採食通路など牛が歩くコンクリート部分の溝も古い施設には無く 滑らないようにおがくずを敷いていましたが 滑って足を痛める子がいるので思い切って溝を入れてもらいました。(この後足が滑って開く子が居なくなりました)
普段は 雑草でボウボウの施設と施設の間も柵を作って放牧したりコンクリートの上に小麦殻敷いていただけのストールもゴムマットを敷きました。

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上の写真は 一番古いフリーバーンの牛舎ですが 側面の壁は 本来壁の上部に狭い巻き上げカーテンがありましたが 外側のトタンの下部分を切り落とし内側のコンパネを上に上げたので牛達は寝た時の鼻先にきれいな空気が流れるので気持ちよさそうです♪ 
さらに 北側の奥の壁も去年 牛が遊んで押し付けている内に壊れてしまい修理をたのんだのですが 直す際に壁をはがしたら 風穴が開いた様に牛舎内に風が通り抜け気持ち良かったので急きょ 冬は閉じる事として簡易的な大きな扉を作ってもらいました。

さらに!さらに!今年は 思い切ってストール牛舎の外のパドックに透明の屋根を掛けちゃいました(*ノ▽ノ♪ 実は 妊娠牛牛舎なのですがそこに来るまでフリーバーンで過ごすので中にはストールで絶対寝ない子も居て可哀そうなのと雨が降るとパドックを慌てていつも掃除していたので 今は 戻し堆肥を厚めに敷き「なんちゃって発酵床」状態で糞をしてもすぐ乾いてフカフカなので 今は牛達のほとんどが足を投げ出して気持ちよさそうに寝ています。

もちろん 大なり小なりお金が掛かりますが新しい牛舎を建てる事を思えば格安です♪・・・ちなみにこれまでのリフォームのお蔭で敷料の使用量が半分になりました・・・って事は堆肥の量も少なくなり作業も楽に~(*ノ▽ノ♪☆  

それでは次回は 発酵床牛舎について書きますねっ

つづく

遠藤牧場 遠藤裕子
ホームページ:http://www9.plala.or.jp/endou222/index.html

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