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ええーーーっ鳥インフルが牛に??? |
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2024年6月8日
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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
詳細はこちらをご覧ください。
随時実習も受け入れております(5年生以上対象)。
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みなさん、僕は6月7日のニュースを見てびっくりしました!
なんと鳥インフル(H5N2型)がとうとう人間にも感染し、しかもその人は死亡したとのことです。いよいよか、と思いながら情報を集めていたら、メキシコに住む59歳の男性が鳥インフルエンザウイルスH5N2型に世界で初めて感染したとのことです。
男性は息切れと発熱が見られ、入院していたが合併症で死亡したということでしたが、感染源は不明で一般の人々へのリスクは低いとされていたので安心しました。
ところがです。続報でアメリカでは鳥インフルエンザに感染した牛が死亡する事例が相次いでおり、しかも乳牛の感染はテキサス州やニューメキシコ州、コロラド州、サウスダコタ州やミシガン州など9つの州で感染が確認され、5つの州では死亡が確認されているということなのです。
しかも従業員(もちろん人間)にも感染が確認されており、牛乳のサンプルからもウイルスの痕跡(加熱殺菌されているため不活化されていた)が見つかっています。これらを受けて、政府は乳製品や挽肉などのウイルス検査を実施しているそうです。
我が国の政府も、落ち着くまで牛肉や乳製品の輸入をやめてくれませんかね。
ま、私たちは私たちでできることをやるしかないので、牛さんも人間もビタミンDの摂取を心がけましょう。シェパードでは、かなり以前よりV4処置等でビタミンDの重要性を訴えてきましたが、感染防御の働きとしてもビタミンDの血中濃度が30ng/ml以上あれば感染リスクは大幅に低下します。
人間はサプリや椎茸から摂取して日光浴をしましょう。
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