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汗じゃないかも、、、?! |
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2024年5月24日
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2025年卒獣医師採用について
(有)シェパード鹿児島本所(鹿児島県阿久根市)、栃木支所(栃木県那須塩原市)ともに獣医師を募集しております。
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ついに沖縄、奄美地方は梅雨入りしましたね、例年よりも遅いようです。北薩ももうじき入ると思うと、雨具など用意しとかないとなと思います。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
前回のコラムでは、ウシの汗についてお話しました。こちらのコラムを掲載後、あるメールが届きました。
「先生が見た子牛が濡れていたのは、汗ではなく結露ではないですか?」とのこと。
日本海側のやや内陸平野部で子牛を飼養されている方からのご連絡でした。
その方がおっしゃるには、離乳時期~6カ月齢ごろの子牛で毛先に水滴がついていること(=結露)がよくあるそうです。軽度の場合は毛先に水滴がついていてもその下の皮膚表面は乾いていますが、重度だと皮膚面までべったりと濡れて体調を崩してしまうこともあるそうです。そのため、その方は結露がみられる子牛に対しては冬でも毛刈りをするそうです。毛刈りをすることで離乳後の伸び悩みが少なくなるような感触をお持ちのようでした。
このようなメールをいただき、非常に勉強になりました。
今回みた汗(?)びっしょりの子牛は鹿児島であること、夏時期だったこと、ハッチ飼養で他の子牛はその特徴がなかったことなど総合的に考えて汗かなと判断しました。しかし、出張で中国地方に行くことがありますのでその時は「結露」の可能性も視野に入れようと思います。地域によってこのような違いが他にもたくさんあるのだろうな、と勉強になった症例でした。
また、今回メールをいただいた方から許可をいただきまして、その方のブログをご紹介します。情報提供ありがとうございます!
「毎日牛、週1馬、一寸農園、花」
https://blog.goo.ne.jp/yoshimasa/
e/2528f3faf208aaf9e693acd5c5aa90b9
今週の動画
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