① 破水前の産道確認をやめる
これまでは1次破水2次破水が起きる前に数回、胎子の向きを確認して正常位かどうかの確認をしていました。
胎子の確認は、分娩介助が必要か知るための大切な手順ですが、破水前に産道を刺激すると、産道が開くより早い段階で陣痛と子宮収縮を促してしまうことが考えられます。
そのため、胎子の確認は破水後に行うことにしました。
② 産道が狭いときはマッサージをする
分娩介助が必要なとき、エストリオール(ホーリン)やエストラジオール、クレンブテロール(プラニパート)といった薬品を使用しながら体位整復を行っていました。
しかし薬品の効果が出るまでにはタイムラグが出てしまうため、まずは産道を手で広げるようにマッサージすることをお願いしました。
マッサージだけでも十分に産道は開きます。松本先生の動画もぜひ参考にご覧ください。
③ 遠慮なく獣医師に相談する
時間が経っても分娩が進まない、子牛の体位がわからないなど、困ったときはすぐにご相談ください。一緒に解決しましょう。