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蓮沼浩のコラム
第769話:食肉を消費する世代の推移

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2024年3月5日

先日新聞を読んでいると、結構ショッキングな内容の記事が目につきました。

「 23年出生数、過去最少75.8万人 人口は初の80万人超減 」

マジか!小生の住んでいる鹿児島県出水市の人口は約51700人なり。ざっと出水市の15倍以上の人数が日本から減っていると考えるとかなり強烈です。

そのような中、先日営業マンさんがとある資料を持ってきてくれました。ある雑誌の記事になります。

その記事には日本の人口を年代別に分類して、その人口の推移の説明がなされていました。一番興味深いポイントは「食肉を多く消費する世代」を10歳以上39歳以下と定義し、その人口の動きをみていることになります。

確かに、食肉を多く消費する年齢層が10歳以上、39歳以下というくくりはわかりやすいですね。

では、どのような感じでこの年代の人口が動いているかといいますと、以下のグラフのようになります。

おいおい、2000年から2020年で1177万人も減っているじゃね~~~か!!

「 この数年間で牛肉価格が低落傾向にあるのは、わが国の不景気もさることながら全体的に【需要量】が減少しているのが主たる原因である 」と記載されています。確かに、ガッツリ肉食世代が1177万人も減少すれば需要量は減りますわな。

しかしですね、2022年は約380万人だった訪日外客総数が2024年は2500万人と5倍以上増えています。コロナ前とくらべてまだ完全には回復していませんが、かなりのペースで復活してきています。円安なので、日本はお買い得ということで今後さらに増える見込みです。輸出も徐々に増えてきています。気が付けば、日経平均も4万円を超えました。まったく田舎の実体経済ではよくなった実感はありませんが、今度こそ「トリクルダウン」が来ることを願います。いろいろなご意見があるかと思いますが、さまざまな企業が賃上げを実施しているので、経営者の方々は本当に大変だと思いますが、世の中に良い影響が沢山でるといいのですが。

このような世の中の流れを見ながら、色々と戦略を練らなくてはいけない・・・

んなこと言っても、戦略もクソもへったくれもないわい!
こちとら、毎日暮らすので精一杯じゃ!!!

そんな声が聞こえてきます。
やれる事に集中して、只々粛々と行う。ひたすら自分に言い聞かせて頑張ります。
 
 
 
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