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橋本匠護のコラム
パリ五輪とプラスチックとルーメンと

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2024年1月15日

本年もコツコツ頑張っていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします!

2024年といえば、パリオリンピックがありますよね。パリ大会は環境問題に配慮した開催を目指しており、具体的には使い捨てプラスチック使用の禁止が宣言されています。プラスチックは分解されづらいため、マイクロプラスチックとして長期間環境中に存在してしまいます。これが海洋生物に取り込まれ、生態系に大きな影響を与えてしまうことが世界的に問題となっているのです。

現在、大部分の廃棄プラスチックはリサイクル、焼却、埋め立てによって再利用or処分されます。ですが、実は牛のルーメン中の微生物もプラスチックを分解することができるのです!!すごい!!!


↑宇宙とも例えられる、牛のルーメン。神秘・・・。

実用化などは確認できていませんが、牛(のルーメン微生物)が環境問題解決の糸口となるかもしれません。そんでもって「平の祭典」と呼ばれるオリンピックで「牛」とか、提供してみるのもありではないでしょうか・・・・???

Together Is Better: The Rumen Microbial Community as Biological Toolbox for Degradation of Synthetic Polyesters
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fbioe.2021.684459/full

(今度、胃汁採取したときに検証してみようかな)
 
 
 
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