2023年12月19日 先日農家さんから、「蓮沼先生これ見てよ」といわれて12月9日の日本農業新聞の記事を渡されました。 そこには2022年の畜産物の生産費がのっていました。 一番驚いたのは、肉用子牛の1頭あたりの全算入生産費。 正直、ここまでコストが上がっているとは思いもよりませんでした。 差し引き1頭あたり18万1654円の赤字なり。 2023年は2022年よりもさらに生産費は上がっているものと思われます。 当然、ものすごく厳しい・・・ 【 保証基準価格 】 56万4000円(令和6年度) 2022年は物財費で53万5019円なり。 とてもじゃないけど、この保証基準価格では肉用子牛の再生産を確保することは難しいと思います。 【 合理化目標価格 】 44万4000円(令和6年度) この数値は将来の目標と考えていいとおもうのですが、物財費だけですでに9万1019円目標価格を超えています。当分達成は無理です。というか、達成出来るんじゃろかい? では、去勢若齢肥育牛の生産費はどうだろうか? 140万9641円 差し引き1頭あたり7万3829円の赤字なり。 こちらも非常に厳しい数字がでています。 肥育農家さんにとっては、子牛価格は安いほうがもちろんありがたいです。 |