2023年11月7日 先日新聞を読んでいると以下のような見出しの記事をみつけました。 「青森・三沢の養鶏業者、全国初の【分割管理導入】」 これは養鶏場内をブロックごとに仕切ることで、もしも鳥インフルエンザが発生しても全頭殺処分をしないで良いことになる画期的な方策になります。 定義としては・・・ 「特定家畜伝染病が発生する前に、あらかじめ飼養衛生管理基準や特定家畜伝染病防疫指針に従い、1つの農場を飼養衛生管理基準に定義する衛生管理区域や人、物等の動線を分け、分割した後の区域をそれぞれ一つの農場とみなすことで、殺処分の対象を限定」 言うのは簡単ですが、大変難しい問題があると思います。実施するにあたりすさまじい困難があったと思います。この青森の養鶏場では施設整備に約3億円かかったそうです。とんでもない金額です。ただ、是非とも今後このような取り組みに国として大きな補助をし、養鶏業を守っていただきたいです。 養鶏業でこの【分割管理方式】がうまく回り成功すれば、今後は養豚業、そして養牛の世界にも時間はかかるかもしれませんが波及してくるのではないかと期待しています。 今世界は混迷を極め、強烈な円安や飼料価格の高騰など日本の畜産業だけでなく、食料生産は危機的な状況と小生は判断しています。そのような中でこのような取り組みが進むことは非常に大切なことです。 |