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橋本匠護のコラム
とうもろこしを潰す(圧ぺんする)理由

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2023年10月30日

牛の配合飼料にはトウモロコシなどの穀類が含まれていることが多いです。

よくみると、写真のトウモロコシは潰(圧ぺん)されていますよね、、、!
圧ぺん以外にも、穀類は加熱、加圧、粉砕などの加工をされて、飼料として利用されることがあります。

なんのために加工されるのでしょうか?
答えは、「消化効率を上げる」ためです!

穀類は加工することにより、以下の効果を期待できます。
1. 外殻の破壊により、ルーメン微生物が侵入&消化酵素が作用しやすくなり、消化効率UP
2. 穀類中のデンプン構造変化や糊化度上昇により、消化効率UP

1は、何となく分かりますが、2のデンプンの糊化とは、何でしょうか?
言葉の通り、糊化とは、加熱等によりデンプンが糊状になることです。
(白米を炊くと糊っぽくなりますよね!消化しやすくなりますよね!)

何事も理由があるんですね~
 
 
 
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