2012年5月2日 牛に鼻環を通すとき現在一番多く用いられているのは、「バッチン」とおっきなヤットコのような道具を使ってワンタッチで装着できるあの商品ではないでしょうか?? しかし・・・聞いたことはあったんです・・・かつては誰もが鹿の角を使って鼻腔に穴を開け、鼻環をつけていたのだと・・・!! 伏「Nさん、今度セリに出す子牛はこの子ですね~。一本注射しに来ましたよ~。」 注射後・・・ N「こんこにはなぐいとおすで、あなあけてくいやん。(この子に鼻環を通したいので、穴をあけてちょうだい)・・・んっ」 Nさんはおじいちゃんなので、いつも農協の技術員さんなどに鼻環をつけてもらっていたのでしょう。手には15cmほどの鹿の角がしっかと握られ明らかに私に差し出されています! N「・・・んっ・・・」ぐいっ 穴を開けてほしいNさん・・・。 伏「え、Nさん・・・、こ、このあと、技手さんくるから、技手さんにあけてもらっていいですか??ごめんなさいっ!で、では、お邪魔しました~」 牛と出会ってから(?)これまで鼻環を通すのは全部ワンタッチ式で過ごしてきた私。先日ついに鹿の角で穴を開ける現場に立ち会うことができました。さあ、全国のワンタッチ世代のみなさん、これがその瞬間です!! 牛は特に暴れることも無く、出血も無く、消毒をしっかりしていれば問題ない手技棚と思いました。「鹿の角で鼻環の穴あけ」これは鹿児島だけの話なのでしょうか?? 前の記事 NO.181:バルザックの失敗? | 次の記事 NO.183: 膀胱炎??2 |