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戸田克樹のコラム
第405話「夏の始まりは熱中症から④」

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2023年8月24日

では、実際に熱中症になったときにはどのように対応すればよいのでしょうか。
これまでに紹介したような状態になっている牛を発見したときの対応について具体的に見ていきましょう。

~熱中症牛を見つけたら~

パターン①「直接冷やす」
パターン②「ルーメンを冷やす」
パターン③「直腸を冷やす」

熱中症はとにもかくにも冷やすことが重要です。人間であれば、首・脇の下・太ももの内側など、血流量が多い箇所をとにかく冷やしますよね。でも、牛の場合は氷や保冷剤などを当てて物理的に冷やすのは難しいです…。「じっとしててね!」といってもそうは問屋がおろしません。

そこで上記のような対応が必要になってきます。それでは、パターン①から順にポイントを見ていきましょう。

続く
 
 
 
 
今週の動画
胎膜水腫?羊膜水腫?尿膜水腫?

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