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2012年5月1日

いらっしゃいませ~♪
今回は、先週の続きで妊娠後期のお母さん牛の管理も子牛の発育・繁殖に影響があります・・・ってところから(^^)i

上牧される牛たちの中には 生まれて1週間後の哺乳から地域の育成牧場に預け、そこから直接 遠藤牧場にやってくる牛達がいます。 その育成牧場の管理が良いので発育も繁殖成績もばらつきが無くみんな良いのです。(素晴らしい~パチパチ)
そしてその中でもさらに初回発情を見せる月齢が早く繁殖成績の良い牧場が数件ありました。 はて? この差はどうして?・・・と 考えた時に生後1週間の管理の違いでそこまで差がつくとは考えにくいですよねっ 妊娠中後期の胎児がグングン大きくなる時期お母さん牛にしっかり行き届いた飼養管理がなされていたからだと遠藤は思うのです(ノ▽ノ♪☆

さて 次にもう一つ管理表から読み取れることとして明らかなのは「人が変わると牛も変わる!」 ・・・あたりまえじゃないですか~って言われそうですが(笑) 
同じ牧場の仔なのにどうして?って思って現地の担当者に確認するとなるほど~・・と言う原因が必ずあります。

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この表の牧場は 見ての通りもともと成績の良い牧場でしたがある時から明らかな発育不良で発情も見せず受胎も遅れています・・そしてある時期をこえて又もとの発育にもどっています。
担当者にお会いする機会があったので「何か あったでしょう~!」って聞くと何でもその牧場のご主人が大変なけがをされてしばらく仕事ができなかったらしく管理も従業員に任せていたそうです。そして管理表でも良い状態に戻っているのはたぶんご主人が仕事に復帰されたのでしょう~はっきりわかります。・・でもその代償はやはり大きいですねっ
又 若いお嫁さんが保育を担当していて産休で休んでる間に発育状態が悪化した~って事も実は けっこうあるんです。 自分が休まなくてはならないことが事前にわかるときは 早い時期からしっかり引き継ぎしましょう(^^)i

さて次回は ・・・・・・子育ての環境について お話させて下さいんねっ♪

つづく

遠藤牧場 遠藤裕子
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