2012年4月24日 いらっしゃいませ~♪ さてさて今日は 「育成牧場から見える事」と題してみなさんに聞いてほしいな~と思う事を書きます。 実は 2年前デーリィマン臨時増刊号として出版された「徹底・後継牛づくり」(柏村文朗・鈴木三義監修) かれこれ育成預託を始めて16年 本州各地から4000頭以上お預かりしてきました。 授精適期に初回授精されていない牛が5割以上いる牧場は お母さん牛の妊娠後期から出産後3か月までの飼養管理の見直しを検討すべし! 個人的な考え方としてこの時期の管理が繁殖はもとより丈夫で健康な体を作り、のちに経営の差ともなりうる大切な時期だと考えるからです。 ・・・・・A牧場の子達は 発情の確認が少ないですが導入が前年の12月でしたので本来であればかなり以前から初回発情は確認されていたと思われるほど発育の良い牛群で、こういう牧場の牛を管理するのはめちゃくちゃ楽しい~(*ノ▽ノ☆♪ B牧場の牛群は 上牧の段階で かなり発育の遅れを感じた牧場です。赤い日付は治療日でコメントに所見を書き込んでいます。完全に別メニューでの管理でした(T-T; それではなぜ3か月齢なのか?? 地元の獣医さんによると3か月齢までに繁殖器の原形が出来上がるのだそうです。その時期に栄養が足りないと自分の体を維持するのが精いっぱいで子孫を残すための臓器形成どころではないんですねっ そしてその影響はその後の飼養管理が改善されても引きずります・・・・それでは 妊娠後期は???? これも実は 管理表からその差が読み取れます。 つづく 遠藤牧場 遠藤裕子 |