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加地永理奈のコラム
目の下に虫さされ

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2023年7月26日

夏になって虫刺されに悩まされています。
街中より牛舎で刺された場合の方が強い痒みを感じますね。ステロイドの入ったクリーム状のムヒをこまめに塗るようにしていますが、かいてしまうからか、腕に虫刺され跡がチラホラ残っています。
日焼け止めは塗っても、虫よけスプレーはしていないのが原因でしょう!

先日は目の下、涙袋のあたりを虫に刺されてしまいました。プチっとした赤い跡と、涙袋に沿って腫れていることに鏡を見て気がつきました。
果たして誰にやられたのか。
「気づかないうちに刺された」「プチっとした赤い跡」という特徴から、おそらくブユだと思われます。ブユは噛んで出てきた血を舐めとる、という性質から、蚊に刺されたときと違って赤い出血点ができます。
目の下にいつものクリーム状のムヒを塗ってみたところ、さすがに目に近すぎたのか、スースーして目を開けられなくなってしまいました。
諦めて寝ると、翌朝には目が腫れて開かなくなってしまいました…。保冷材で冷やすと、2-3時間で腫れは引いてくれました。
皆さん、目の周りを虫さされた場合にはまず保冷材で冷やしましょう。虫刺されも炎症なので、冷やすことで痒みや腫れを和らげることができます。
目の周囲にムヒはオススメできません。クリーム状で低刺激、ステロイド剤でない消炎剤を選びましょう。

 
 
 
 
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