2023年7月14日 今週はかなり暑いですね~。かなりばててきています。最近は夕飯に豚肉を食して、疲労回復をはかっています。皆様、いかがお過ごしでしょうか? 前回のコラムでは、肝炎が低アルブミン血症を引き起こし、浮腫の原因となることについてお話ししました。肝炎は様々な要因で引き起こされますが、なかでもルーメンアシドーシスは農家さんにとって身近な疾病で、治療の際に肝臓のケアも行っておくと良いです。今回のコラムでは、前回に引き続き低アルブミン血症を引き起こす原因についてお話ししたいと思います。 その原因は腎炎です。なかでもアミロイド症が低アルブミン血症を引き起こします。アミロイド症は全身の様々な臓器にタンパク質の1種であるアミロイドタンパクが沈着し、沈着した臓器の機能障害を引き起こす疾病です。ウシでは腎臓にアミロイドが沈着するアミロイドネフローゼが多いと言われています。(カタカナばっかりで嫌になりますね(^^; ちなみにネフロンとは腎臓を構成している組織です) 腎臓の機能が低下することで、血液中のアルブミンが尿中に排泄され、低アルブミン血症が引き起こされます。そのため症状として下顎部や胸垂に浮腫が発現します。 長々と低アルブミン血症になる原因についてお話してきました。まとめますと低アルブミン血症になる原因は、低栄養状態、肝炎、腎炎です。 |