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蓮沼浩のコラム
第720話:配合飼料の生産量

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2023年2月16日

日本国内の配・混合飼料の生産量ははたしてどのくらいあるのだろうか?

日本全体をみてみると令和3年度の結果は2423万トンになります。ざっくりと言えば毎年大体2400万トン程度の配合飼料を日本では作っています。
それでは肉用牛の配合飼料の生産量はどのくらいあるのか?令和3年度でみてみましょう。牛は480.5万トンになります。全体の中で19.8%になります。

畜種別の内訳が以下のグラフになります。

採卵鶏が一番多い結果となりました。
肉用牛はといいますと、採卵鶏、養豚に次いで3番目になります。

ちなみに令和4/5年度に世界で作られている飼料穀物の粗粒穀物の生産量は全体で14億4600万トンになります。日本の粗粒穀物の輸入量は1650万トン。ざっくりとした比較ですが、世界で生産された粗粒穀物の約1%なり。
日本の飼料穀物の輸入相手国は1位米国(約60%)、2位ブラジル(約13%)、3位オーストラリア(約11%)となります。

令和2年10月以降、日本の食卓に並ぶ牛肉、乳製品、豚肉、鳥肉、卵を作るために必要な配合飼料価格が高騰しています。世界情勢が大きく影響しています。戦争、為替、気候、インフレーション、環境問題、人口問題 etc. 

なかなか難しい問題が山積しています。

★今回のデータは農林水産の「飼料をめぐる情勢(データ版)」から引用しています。

 
 
 
 
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