2022年11月10日 小生、歴史小説が大好きであります。特に幕末関連は結構いろいろな本を読みました。幕末・明治時代は今の日本社会を理解する非常に重要な時代なような気がしています。 令和4年6月7日に内閣官房は「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」というものを発表しました。内閣官房のホームページに資料が出ています。これを読んで、自分はふと上記の阪本龍馬が起草させた「船中八策」を思い出しました。もちろん内容はことなりますが、どちらも日本の進むべき方向性を示しているという点では非常に似通っているように思います。 先日内閣は29.1兆円の補正予算を組みました。この中で「新しい資本主義」に対しては財政支出6.7兆円、事業規模9.8兆円としています。どうであれ、発表されたグランドデザインはこれから日本の進む方向性を示しているものなので、少しでもヒントになることが書いていないかしらべてみました。内容は多岐にわたります。その中でとくに小生が畜産業に関係するところで気になった点はといいますと・・・ ・ 科学技術・イノベーションへの重点的投資 上記の2点になります。他にもたくさんの興味深い方向性が示されています。 新自由主義が1980年代から台頭し、大きく世界はかわりました。良い面、悪い面沢山あったと思います。田舎の鼻糞獣医師の小生にはもちろん判断など出来るはずもなく、よくわかりません。ただ、そんな鼻糞獣医師の思いなどと関係なく、現在は資本主義の歴史上3回目の大きな転換の契機であり、資本主義の第4ステージに向けた改革を進める段階であるといわれています。 「資本主義を超える制度は資本主義でしかあり得ない。新しい資本主義は、もちろん資本主義である」とこのグランドデザインでは宣言しております。 さらには「自由と民主主義は、権威主義的国家資本主義からの挑戦にさらされている」とも述べています。資本主義にもいろいろ種類があるのですね。なんだか「権威主義的国家資本主義」との対決姿勢がバリバリです。大丈夫じゃろかい??? 資本主義と農業、なかなか難しい問題です。 次回は気になった点について紹介してみますね! |