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原田みずきのコラム
藁積みハローウィン

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2022年10月20日

早いもので10月も後半に入りました。鹿児島でも稲刈りシーズンが後半に入り、繁殖農家さんは藁積みで忙しい時期になってきました。原田家でも一昨年のハローウィンは一日中藁積みをしていました。せっかくのハローウィン、それらしいことをやりたかったので、藁積みに使うダンプを装飾してみました。

個人的にはかなり気に入っていたのですが、義父が「恥ずかしくておが粉を積みに行けない~!」と嘆いていたので、1日で撤去しました。残念。

最近は朝方は気温が10℃くらいと、かなり冷え込むようになりました。一方で天気の良い日中は鹿児島だと30℃近くまで上がります。1日の寒暖差が激しく、牛さんが(人間もですが)風邪を引きやすい時期になりました。
この時期に今一度確認していただきたいのが子牛の管理です。特に皮下脂肪が薄く、ルーメンが未発達な生後3か月くらいまでの子牛は、寒さに非常に弱いので注意が必要です。ちょうどカーフハッチで管理しているくらいの子牛たちですね。
カーフハッチと言っても色々な形があります。うちでは牛舎の一角をビニールシートで覆い、そこに手作りのハッチを並べています。

石灰で厚く塗り固めてあるので真っ白です。昔はハッチでクリプトスポリジウムによる下痢が頻発していたらしいのですが、この消毒方法を採用してからほとんど出なくなりました。

次回からは参考までに原田家のハッチの消毒方法についてご紹介していきたいと思います。お付き合いいただけたら幸いです。
 
 
 
 
今週の動画
【cow bruxism】なぜ牛は歯ぎしりする。

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