OPU後にAI

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2022年5月18日

OPU後に発情が来たら人工授精（AI）しても良いか？という質問をいただくことがあります。答えはOKです！
採卵の場合にはそれ伴うホルモン処置の影響があったり、繁殖障害の治療後にくる発情は着床率が悪いから飛ばしたり、ということがありますが、OPUの場合はその日を排卵日と捉えることができます。
実際にOPUを実施した日から数えて約10日後には、良い発情がくることが多いようです。この発情でAIしていただいて大丈夫です。

発情がわかりにくいという事情があってOPUした牛の場合には、OPUしたその日からプログラムに入ることも可能です。
シェパード関東で通常行っている排卵同期化プログラムは
①　GnRH投与＋腟内留置型黄体ホルモン製剤（CIDR）挿入
②　７日後にCIDR抜去＋PGF２α投与
③　36～48時間後にGnRH投与（発情）
④　16～20時間後にAI
という内容ですが、OPUは①のGnRH投与と同様の処置と考えることができます。そのため、OPU直後に７日間の腟内留置型黄体ホルモンの処置を始めて10日後にはAIが可能です。

先日もOPU後にそのままこのプログラムに入り、予定通りにAIまで行うことができました。どうか受胎していてほしいです！
　
　
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