<備考>
・何個カウントするのが良いか:100個では過大評価・過小評価する可能性があるため300個を推奨する報告もありますが、臨床で使うなら100個で十分かと思います。
・侵襲性があるのか:侵襲性は最小限であり、授精後数時間でサンプルが採取されてもその後の受胎率に悪影響を及ぼさないと報告されています(Kaufmann et al., 2009)。
・リンパ球?:たまにリンパ球が多く採取される牛がいますが、リンパ球の占める割合が高くても問題なく受胎しているので気にする必要はないのかなと思っています。文献も見当たらず…まだその意義はわかっていないのでしょうか。
・発情周期によってPMNの割合が変化するのか:発情周期よるPMN%に有意差は無いとされています (Madoz et al., 2013)。※発情時、PMNは子宮内膜のより深い層に浸潤していることが子宮内膜の生検により分かっています(Pascottini et al., 2016)。これに対し、サイトブラシのサンプルはより表層から得られています。