2022年4月22日 牛を飼われている方々の中では牛同士の上下関係から起こるいじめというのは、マスで飼育している以上、常に気を配らなくてはいけないことの一つだと思います。 下の写真の子はその1例なのですが、肩回りや尾根部周囲にところどころ毛が禿げている部分があるのがわかりますでしょうか? この子は16頭マスで飼育されてた子でしたが、その中で立てなくなっているところを農家さんが発見し、僕らが診察にあたりました。 また、この子は食欲もなく胃動の低下もみられた為、血液を調べてみることにしました。その結果AST1500とかなりの高値で肝臓のダメージもかなりのものでした、、、 いろんな肥育農家さんに話を聞きますが、やはりこのいじめ問題は厄介ですよね。流産や死産をしてしまったお母さん牛を診たときにも、それが直接の原因かは不明ですが身体を角でどつかれたような痕があり、現在詳細を調べているところです。 |