2022年4月12日 先日ダム湖にヘラ釣りに師匠と突撃。結果は・・・・お凸(「おでこ」!!一匹もつれませんでした。もちろん師匠は3枚あげていました。さすがです。 ・和牛「赤身が好み」 「翔べ 和牛」の連載の見出しを箇条書きにしてみました。一般消費者の方や消費者と直接接点のある立場の方々の認識にこのような思いがあることは、非常によくわかります。もちろん生産現場の方々にもこのような思いはあると思います。現在の状況をとてもよく表しているように感じます。 小生も「だよね~~~」という感じです。 この見出しの中で小生が一番心に刺ささっているものは何かといいますと・・・ 「ジレンマ」 になります。地味な一言ですが、どうしてもコラム第626話で紹介しているクレイトン・M・クリステンセン教授の著書である「イノベーションのジレンマ」の中にある「持続的技術を向上させようと取り組むことで、製品の性能が市場の需要を追い抜いてしまう」という内容がフラッシュ・バックしてしまうのです。 そしてもうひとつ。どうしても小生は言葉について深く考えてしまう変な癖があります。普段、何気なく使っている言葉ですが、いまひとつ範囲が定まらない言葉。それはといいますと・・・ 「赤身(あかみ)」 になります。よく「赤身、赤身」といいますが、この「赤身」とは何を表しているのか?範囲が広すぎて、わかっているようでよく小生はよくわかっていません。 「赤身」とはつまり、外国産の牛肉を指しているのか? 「和牛の赤身」といわれるとさらに混乱してきます。 「霜降り(サシ)」に関しては日本食肉格付協会が非常に厳密な基準を構築しています。もちろんサシだけでなく、歩留やロース芯、バラの大きさなど様々な基準があります。 しかし「赤身」には明確な基準がありません。便利な言葉ですが、非常に「ふわっ」としています。小生の感じるところ「サシ至上主義」に対するアンチテーゼとして「赤身」という言葉が独り歩きしているようにも感じます。 「赤身」とは何ぞや???? このあたりの問いを徹底的に深堀して考え抜くことが、もしかしたら今の時代とても大事なことなのかもしれません。 前の記事 第693話:迷走する戦略 その1 | 次の記事 第695話:迷走する戦略 その3 |