2022年2月8日 有酸素運動が体にいいと聞き、先日山を走ること(トレイルラン)が趣味の友人にお願いして、一緒に山を走ってみました。しかし実際に走ってみると後悔しかありませんでした。酸素は薄いし、登ったり下ったりの繰り返し、さらに足場も悪く、とにかくいろいろと大変でした。「なんで歩いて登ろうと思わなかったのだろう。というか室内のランニングマシーンでも良かったじゃん」と山頂に着いてから思いました。 さて前回と同様に再検査の事例をみていきましょう。今回は1項目でなくペアで項目をチェックしています。今回はCPKとAST(GOT)です。まずそれぞれの項目について紹介しますね。 ・CPK ・AST(GOT) では具体的に症例をみていきましょう。 起立不能であるうえに起立欲も消失している肥育前期の牛さんを診察し、血液検査を実施しました。 数日経過しても自力起立せず回復傾向になかったので、8日後に再検査したところ基準値範囲内ではありませんでしたが、数値に改善がみられました。この時点で「よし、回復傾向にあるぞ!!」と確信し、再診を設けながら治療を継続しました。 すると1ヵ月ほど経過したら、見事自力起立できるようになりました。後肢球節のナックリング、それから腰萎を呈していますが良い経過をたどっています。 長くなりましたが外貌所見上、変化が見られないときは再検査というアクションはとてもおススメです。 つづく 前の記事 再検査の重要性 その2~具体例~ | 次の記事 再検査の重要性 その4~繁殖成績改善を目的とした血液検査~ |