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蓮沼浩のコラム
第269話: タ、タマが残っとる・・・・(その3)

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2012年3月15日

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 先日伏見・池田両獣医師が遭遇した症例は市場から買ってきた黒毛和種子牛の片方の精巣はバルザックにて無血去勢されているのですが、もう片方の精巣はそのままの状態で残っているというものでした。おまけに市場で片方の精巣は取っていないとの発表あり。小生も今までの経験でこのようなことはありませんでした。

片方の精巣だけ去勢して市場に出すなんてことがあるのであろうか・・・・・。
一方の精巣を挟んだあとに、一体なにがあったのだろうか・・・・・。

途中で牛が暴れて蹴られたりして大けがでもしたのかな?
もしかしたら片方が終わった時に心筋梗塞になって倒れたりしたのかしら?
近所が火事になったりしたのかな?
バルザックが壊れたのかな?
焼酎飲みながらやっていて、途中で面倒くさくなってやめたのかな?

 とにかく怪我などなくただ忘れていただけならよいのですが、妙に想像力をかき立てられる症例でした。

(つづく)

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