2012年3月8日 精巣が残っているパターンの一つに取り忘れがあります。農家さんから妙に大きいから調べてくれといわれて調べます。この場合はもうとにかく精巣がそのまま残っているので一発でわかります。握り拳ほどのおおきさのものが二つしっかりと残っています。このような例は黒毛和種ではほぼありません。市場を通すので必ず確認しているからです。今まで小生はホルスが肥育に上がってくるときに取り忘れている例に何回かであったことがあります。頭数が多いので忘れてしまうのでしょうか。また、和牛肥育の一貫農家さんで肥育にあがった時に残っていたということはありました。ここの農家さんは気合が入っていて、別の時には去勢してくれと言われて去勢しにいくともうすでに小生が去勢していたという事例もあります。牛さんをやっと倒してロープで保定したあとおもむろに去勢手術を始めようとすると・・・・・・ない(笑)。 しかし・・・・つい最近、伏見・池田獣医師が非常に興味深い精巣の取り忘れに遭遇しました。次回紹介いたしますね。 (つづく) 前の記事 第267話: タ、タマが残っとる・・・・(その1) | 次の記事 第269話: タ、タマが残っとる・・・・(その3) |