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 2021年11月19日 今回からは乳房炎の診断について、現場でスタッフさんや獣医師が行う方法についてお話していければと思います。 まずは乳房の観察や触診です。これまでにお話してきたように乳房炎にかかった牛の乳房は、細菌感染に伴う炎症反応によって熱感や腫脹が起こります。また、組織の瘢痕化が起こることによって、乳房が固くなったりいびつになったりもします。乳房炎の発見の為には、このような変化が起きていないか4つの乳房それぞれを調べていく必要があります。  これらを調べた上で乳房炎が疑われる場合には、次に乳汁を絞ってみて異常(変な色をしていないか、凝塊あるいは水っぽくないか)がないかチェックする必要があります。現場で搾乳を担当されている方は、前絞りの工程で確認されている部分ですね。 
 反対に、搾乳刺激がなかったりミルカー装着が遅れた場合には、搾乳量の減少や過搾乳といった問題が起きてしまうのです。 続く前の記事 乳房炎について考える⑩ | 次の記事 肛門のトラブル! | 
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