2021年9月28日 いまだにスマホの扱いになれていません。積極的に触れるしかないのでツイッターを頑張ってみます。「#田舎芋侍」でツイートしています。よろしくです! 「必須脂肪酸」は哺乳類の体内で合成することができないので、どうしても外から取り入れる必要があります。つまりリノール酸とα-リノレン酸はエサから取り込む必要があります。 配合飼料の中には大豆粕やトウモロコシが含まれています。ここで重要なポイントがあります。実は「必須脂肪酸」のひとつであるリノール酸は、コーン油や大豆油の中に多くふくまれています。つまり、基本的に牛さんは配合飼料をたべていれば、「必須脂肪酸」の中のリノール酸は補給しやすい状態になっています。 後はα-リノレン酸になります。実はこの脂肪酸は体内に取り入れることが非常に難しい脂肪酸になります。 大豆油やコーン油に一応含まれていますが、全体のそれぞれ約6.6%、1.1%と極少量。リノール酸が大豆油とコーン油にそれぞれ約52.2%、54.1%含まれているのと比べると明らかに少ない量になっています。 以上の事がらをまとめると・・・・ 多くの脂肪酸が存在するが、必須脂肪酸であるα-リノレン酸は摂取することが難しい。 次回からはこのα-リノレン酸にフォーカスしていろいろお話しますね!! 前の記事 第680話:油脂と疾病予防 その3 | 次の記事 第682話:油脂と疾病予防 その5 |