2021年7月7日 ついにTシャツに塩がつくようになりました。汗かきすぎですね。いや、暑すぎるのです! 今回はたびたび見落とされる「耳」に関するエピソードです。 「肺音もないしカゼかな~」と思うような症例です…。 でもここでちょっと待った!と思うのです。一度、耳をよーく見て、よーく触ってほしいのです。 耳の毛が濡れてはいませんか?耳道に指を入れてみると膿や漿液が指先についてきませんか? 耳標を通した穴の周囲に膿がついていませんか? カゼではなく「中耳炎」あるいは「外耳炎」であるのに、それを見落としてしまう場合があるのです。「発熱でだるいからだろう」と思っていると、そこを見落としてしまいます。ただのカゼだと思って治療を続けてしまうと、そのうち症状が悪化してしまうかもしれません。熱があるのに肺音がない場合は、「ただのカゼだろう」と決めつける前に、ちょっとひと手間ではありますが、耳のチェックも行ってみてはいかがでしょうか。 前の記事 第340話「ハエが送る重要なメッセージ⑤~いない方がよい~」 | 次の記事 第342話「実際どのくらい時間が必要なのか」 |