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蓮沼浩のコラム
第672話:手の消毒の重要性の再認識

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2021年7月1日

 7月になりました。家庭菜園の雑草にターボがかかってきました。ちょっと目を離すととんでもないことになるので、こまめに草取りをしています。

 先日新聞を読んでいると「40%アルコールで消毒5秒以上」という見出しの記事がありました。新型コロナウイルスの接触感染を防ぐには、濃度が質量比で40%以上のアルコール消毒薬で5秒以上手指消毒をすれば十分な効果があるとの報告です。40%以上のアルコールなら、5秒でウイルス量が10000分の1以下ですよ!!!めちゃくちゃ感染のリスクが下がると思います。

 これは非常に重要な研究報告だと思います。今、いろいろなお店などの入り口には必ずといっていいほど、消毒薬が設置されています。多くのものはアルコールの消毒薬だと思います。そして40%以上のものが多いと思います。ただ、よく見ているとかなりの人が、面倒くさいのかお店に入る時に、この消毒を実施していないようにも見うけられます。

せっかく置いてあるのに、これは非常にもったいない!!

小生はお店などに入るときは、必ず設置してある消毒薬を使い、手の消毒を実施します。一回使うだけでもかなりの感染リスクを低減させることができると思っているからです。

 ではなぜそのように小生は思っているのか?

 実は小生、牧場内のマイコプラズマの予防にずっと取り組んできています。その中で、ハッチ間でマイコプラズマ・ボビスが広がる原因の多くはヒト様の「手」だとおもっているからです。感染拡大の要因の中でヒト様の「手」というものが非常に大きな役割を果たしているではないか?といつも思っているからです。

 新型コロナウイルスの感染が、ちょっとしたアルコールによる手の消毒で予防できるのであれば、お店においてある消毒薬を使わない手はありません。もちろん、マスクや三密の回避も重要ですが、これからは今まで以上に自信をもってアルコールによる手の消毒に取り組んでいこうと思っています。みなさんも是非とも今まで以上に積極的に手の消毒を実施してみてくださいね!!

 プシュッと押すだけ、わずか数秒です!

今週の動画「Heat 発情」

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