2021年5月24日 皆さん、季節の変わり目ですがお元気ですか? 新しい診療所を立ち上げるって、こんなに大変だったっけ?と思うくらいやることが多くて、おいちゃんはもうバテバテです。 ところで、皆さんは牛さんに注射を打つときに、お薬の配達(カッコつけるとドラッグデリバリー、と言います)のことを考えていますか?例えば、脚が腫れているときに皮下注射や筋肉注射(僕は肉用牛には、極力筋肉注射はしないようにしています。筋肉は商品そのものだからです)、静脈注射などをしたとします。その場合、お薬は全身に分布して、痛めている脚にも先進に分布した濃度でしか働きませんよね? シェパードでは、このドラッグデリバリーをとても大切に考えています。お薬を効果的に届けるので、よく効くというだけでなく、づくないお薬の量で効果を発揮できるのです。 この考えに基づいて、僕は関節炎、筋炎にも局所注射をするように心がけています。ただ、なかなか共済点数では認められないことも多いので、農家さんに詳しくお話して、許可をもらうことが多いのですが、早く効率的に治るなら自腹を切る、という考え方も大切ですよ。 前の記事 見た目にだまされるんじゃないぞうー! | 次の記事 白癬注意報!! |