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蓮沼浩のコラム
第666話:熱中症予防

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2021年5月20日

 先日、県内のダム湖にベテランの先輩方と釣りに行ってきました。そして、超まぐれで自己ベストの45.2cm(尺半:しゃくはん)が釣れました。すかさず先輩から「仕事はしっかりしないと駄目だよ(笑)」とありがたいお言葉。このような経験から釣りに狂ってしまう人がいるそうです。狂わないように注意しながら50上(ごじゅっかみ)目指して頑張りたいと思います。


超まぐれの尺半です。狂わないように注意したいと思います。

 毎年夏になるととてつもない猛暑日が続くことがあります。熱中症はヒト様だけでなく、当然牛さんにも大きな影響を与えます。今年の夏は、どうやってうまく乗り越えていこうかと思案しているとWBGTという言葉に遭遇しました。

 みなさん、WBGTというものはご存じでしょうか?これはWet Bulb Glove Temperatureの略で、湿球黒球温度と言います。熱中症を予防することを目的とした指標になります。
 小生、THIというものについては過去のコラムでも書いて知っていたのですが、このWBGTというものは初めてしりました。

 このWBGTには「日常生活に関する指針」と「運動に関する指針」があります。例えばWBGTが31以上の場合は、運動に関する指針では「運動は原則中止」と判断されます。

 THIにしても、このWBGTにしても、非常に有効な指標であることは間違いありません。しかし、一番問題なのはこれらの指標をしっかりとチェックして有効活用することが出来ていないことになります。小生も例えばTHIについてはしっていますが、現場でなかなか有効にこの数値を使うことができていません。

 そのような中、環境省がとても素敵な熱中症予防サービスを始めてくださいました。それは熱中症警戒アラートというものになります。環境省の熱中症予防情報サイトから登録することができます。小生も無料なので早速登録しました。熱中症警戒アラートは特に暑くなると予測された日の当日や前日に環境省と気象庁が注意を呼び掛ける情報になります。

 一応小生の目論見としては・・・・私たちの健康管理に有効に使うことはもちろんですが、牛さんの健康管理にも積極的につかっていくことができないかと考えています。4月28日から始まったばかりのシステムなので今後どのようなアラートが届くのか大いに期待しながら注目しています。是非ともうまく活用したいですね!

今週の動画「Trichophytosis 白癬症」

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