2021年5月11日 さて最後に「バイオジェニックス」について紹介します。 代表的なバイオジェニックスにDHAとEPAが挙げられます。これは青魚に多く含まれている成分で、人間はこのDHA、EPAを体内で作ることが出来ず食事によって摂取しなければならないので「必須脂肪酸」と呼ばれています。一般的に「脂=悪者」とイメージしがちですが、DHAとEPAの特長は透き通っていて、サラサラしている、いわば良質な脂なんです。DHA、EPAは私達の体を構成する成分で健康に役立つことが研究で明らかになっており、私もお寿司屋さんに行くときは「DHAとEPAたくさんとるぞ~」と気合いが入ります(笑)。 他にもバイオジェニックスの代表例に乳酸菌体ペプチド、植物フラボノイド、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、βカロテンなどがありますが、個人的に牛さんの分野でもこのような成分が含まれた飼料や添加剤が最近増えてきたようなイメージがあります。 今回のコラムで紹介した機能性食品3つ「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」「バイオジェニックス」の最終的なゴール地点は「健康維持」ですね。これら機能性食品を偏りなく摂取し、腸内環境も整えながら病気を予防し健康的な生活を送りたいものです。これは牛さんも一緒ですね。 長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。 前の記事 バイオジェニックス その3 | 次の記事 農場内で検査を行うメリットとは |