2021年5月7日 先日、シェパードに来て初めての採卵を実施しました。前職では試験場まで農場の牛を連れてきていただいて採卵やOPUをしていましたが、やはり現場では農場に出向いて行う必要があります。事前にシミュレーションやデモを重ねていたものの、初めて使用する還流システムや道具もあり、さらに1年間のブランクがあったので正直なところ不安もありました。現場で採卵することにまだ慣れていないので準備や機材の設置、子宮の還流や検卵など一つ一つを確認しながらの作業となり、いつもより時間がかかってしまいました。いろいろと改善点も見えましたので今後は道具や作業の流れをブラッシュアップし効率化を図っていきます。 気になる結果はというと、2頭実施し、8個新鮮胚移植、18個凍結保存とまずまずの結果でした。ある程度例数を重ねたら成績をまとめてこのコラムでお知らせしたいと思っています。 現場で採卵を始めるにあたり、たくさんの方々に協力やご助言をいただきました。本当にありがとうございました。農場の皆様の役に立つことが恩返しになるかと思いますので今後もばりばり受精卵を生産していきます!! 前の記事 No.31 家畜の改良技術 その25 OPU編 | 次の記事 No.33 家畜の改良技術 その26 OPU編 |