2021年3月9日 さて前回までは包帯の巻き方について紹介してきました。今回は包帯の種類とその特徴についてお話しようと思います。包帯にはたくさんの種類があるため今回は代表的なものとして伸縮包帯、非伸縮包帯、弾性包帯、粘着包帯、ネット包帯について紹介しようと思います。 伸縮包帯は伸縮性があることで巻き方の強弱を調整しやすく、ゆるみにくく巻きやすいのが特徴です。一方で非伸縮包帯は多目的に使われますが、巻きにくくゆるみやすいのが短所でです。しかし非伸縮包帯は比較的安価ということもあって、個人的には簡易な包帯処置であれば積極的に非伸縮包帯を使うようにしています。 弾性包帯は形態が厚手で関節など固定しにくい部位に使われたり、骨折、脱臼、捻挫などの際の固定、浮腫の改善に使われます。 粘着包帯は粘着剤付きの包帯のことで、文字どおり粘着力に優れた包帯です。屈曲部へもフィットするのが特徴です。なかには自着包帯といって皮膚や体毛にはつかず、包帯同士がくっつくタイプもあります。しかし水に濡れたりすると自着機能が低下することがあるので、取り扱いには注意が必要です。 ネット包帯は通気性に優れていて、いろいな部位に被せて使用するのが特徴です。伸縮性にも富んでいるため、関節などの屈曲部位にも積極的に使われます。 次回で包帯チャンネルが最後になります。お楽しみに~。 前の記事 包帯チャンネル その7 | 次の記事 産む前に暴れる牛さんに |