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松本大策のコラム
新型コロナについていくつかのまとめと疑問

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2021年2月8日

 みなさん、最近ようやくコロナの新規感染者が減ってきたなー、とお感じになっているかもしれませんが、ニュースキャスターの辛坊治郎氏は「誰も本当のこと言わないんだね」と前置きした上で、「過去3週間の感染者数は激減しいるが、重症者は横ばいかちょっと下がっている。そんなに言うほど劇的に下がるはずがない。緊急事態宣言が出された当日から下がっているのは、潜伏期間を考えても理論的にあり得ない。」と語った上で、昨年に保健所から濃厚接触者の追跡数が多く本来の業務に支障をきたすとする声が殺到した経緯を説明し、これを踏まえ「政府は去年から方針を転換して、全国の自治体の保健所へ濃厚接触者全員にPCR検査はせずに、高齢者や病院のクラスターなどを重点的に実施するよう指示。一方で症状がない若い一般人の濃厚接触者はほったらかされている」と明かしたという報道がなされています。僕も、論理的に考えるとこちらの方が真実に近いと考えています。「コロナの新規患者減少報道」によってみんなの気が緩むことをとても憂えています。

 WHOは、一般的に言うと5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛まつ(約3,000個)が飛ぶと報告しており、またアメリカの感染症学会の報告書では「換気の悪い室内では、地上1.5メートルの高さで感染者から放出されたウイルスを含んだ微細飛沫が、空気の循環で数十メートル先まで移動する可能性がある」と指摘されています。さらに飛沫核は3時間程度は感染性を有するとの報告もあります。
 ただ、僕が不思議に思うのは、牛コロナウイルスが突然はやり出す、つまり新規導入とかしていなくても、急に感染が広がるのです。言われているよりも遙かに空中を浮遊する時間が長いのではないか?と心配しています。

もいっちょ!
 最近変異ウイルスのことが話題になってて、従来のワクチンでは効果が低い、みたいな報道がなされていますが、ワクチンはコロナウイルスのスパイクという細胞に付着する部分(アンギオテンシン2というタンパクの鍵穴に合うような鍵に相当)をターゲットにしています。
 変異といっても、鍵の形を全く変えてしまうと、人間の細胞の鍵穴に合わなくなるから、そんな大きな変異をしたら感染できなくなるんじゃないかな?それならワクチンの効果も変わらないんじゃないの?と思ってるのですが、どなたか詳しい方いませんか?

 ウイルスが大きく変異して、人間に感染できなくなって死滅しちゃえばいいのに!

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