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蓮沼浩のコラム
第648話:リモートの時代

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2020年12月24日

 ここ最近、一気に寒くなってきました。急激な気候の変化はヒト様も牛さんも体にこたえるので、体調管理には細心の注意をはらいたいと思います。

 今、ものすごい勢いで世界が動いていると日々感じています。その中でもリモートワークの広がりは特筆すべき変化だと思います。様々な会社で、このリモートワークを取り入れた働き方が構築されています。非常にうまく仕事に活用している事例もたくさんでてきています。産業動物の獣医さんの世界では、最近リモートによる勉強会が頻繁に開催されています。いろいろな製薬メーカーさんや、獣医さんのグループなどが取り組んでいます。コロナウイルスが落ち着いた後も、この流れはつづくのではないでしょうか。今までは勉強会と言えば、ホテルなどに赴き、そこで講師の先生のお話を聴くスタイルが主流でしたが、これからは大部分がリモートに切り替わっていくかもしれませんね。都会ではなく、田舎の獣医さんでもこのような流れをひしひしと感じています。

 そのような変化の中で、シェパードでも少しずつですがリモートワークの準備が進んでいます。牛の獣医さんのリモートワークなどなんだか雲をつかむような話ですが、これからの働き方を変える大きな可能性があるとも思っています。まだまだ駆け出しの状態なのでたいしたことはできていませんが、シェパードではまずは今まで診療所に集まってミーティングをしていたのをリモートで実施していく体制を試験的に構築しています。これからはさらに活用範囲を広げていきたいと思っています。

 ただ、もうすでにかなりの業務をリモートで行っているメーカーさんのお話を聴くと、リモートの働き方は良い面もたくさんありますが、悪い面もあるようにも感じます。いろいろな意見があると思いますが、リモートと現実のバランスをいかにうまくとっていくかというところがポイントだと思います。これからそれらの点も見据えながら、リモートの世界を楽しく構築していきたいですね。

今週の動画 「Remote work (リモートワーク)」

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