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第308話「ヤギトーーーク!⑨」 |
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2020年11月4日
最近お弁当をつくっています。レシピがありません。助けてください。料理が得意な男性も多いようですが、戸田家のオスはみんな料理が苦手です。最近卵焼きをこがさずに焼けるようになりました。
これまでヤギについてつらつらと書いてきましたが、ヤギトーーーーク最終回の今日は「その他もろもろ」がテーマです。それではいってみましょー。
①白ヤギさんも黒ヤギさんも手紙は食べちゃダメ
童謡の影響でしょうが「ヤギ=紙を食べる」と思っている人結構います。確かに食べますが、食べさせてはいけません。古紙と異なり、現代の技術で作られた紙にはインクや化学薬品が入っているので消化不良を起こします。紙は食べますが、それでも食べさせないでください。

②第三のエサ「水」
意外と気づかないのですが、水が自由に飲める環境を整えることは非常に重要です。バケツに入れていたのにひっくり返してしまるようであれば倒さないような対策が必要です。そもそも与える量が少なくてよく空っぽになっているのであれば何度も追加してあげるか大きな水槽を用意する必要がありますね。水が飲めないと食欲もわきませんし脱水してしまいます。
③日よけの確認
除草目的でヤギを放牧する場合、必ず休憩所を設けてあげましょう。リードでつなぐ場合はビーチパラソルなどで日よけを作ってあげましょう。直射日光は体力を奪います。陰でしっかり休めるよう気を付けてあげてください。
④ロープにはナスカンを
ひもの事故・・・結構多いです。グルグル回ったせいでロープが首にからみ窒息死してしまう事故です。ナスカンであればクルっと回ってほどけるので、ぜひこちらをご使用ください。
⑤ストレスがないように
小屋の広さは1頭あたり2㎡程度が理想です。これより広い場合はもちろん問題ないのですが、狭いとストレスになってしまいます。あまりに狭いと、立ったり座ったりが難しいので足への負担が大きくなります。パドック(運動場)をつくってあげるときの目安は7㎡程度の広さで作ってあげてください。他には車や人通りが多いと騒音がストレスになりますし、野犬がいる場所では生命の危険がともないます。ヤギの飼育を始めるまえにぜひこれらの事項に問題がないか確認しておきましょう。

つらつらと書き連ねてきましたが、知っていると知らないのでは飼育に大きな差が生じます。「こんなはずじゃなかったのに…」とならないためにも、ヤギがどんな動物でどんなことが必要かを調べて素敵なヤギ飼いライフを送ってくださいね~。
おしまい
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