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松本大策のコラム
気温が15℃を下回ったら

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2020年10月19日

 いつまでも暑いなあー、って文句言っていたら、気がつくと「あれ?めっちゃ寒っ!」と毛布を引っ張り出しています。そうです。この時期をしっかり支えないと、冬場にかけて肺炎の蔓延で苦しむことになるのですよ。

 まずは、外気温が15℃を下回ってきたら、保温、体力の維持、免疫向上をしっかりとやってあげましょう。まず第一に保温ですが、特にハッチやロボットにいる時期、つまり哺育期は身体も小さく、体温保持能力も低いので、しっかり冷えないように床に断熱材を敷く、カーフジャケットをつけるなどの対策を取り、特におなかが冷えないようにしましょう。

 体力の維持ですが、気温が下がると体温維持のためにカロリーがたくさん必要になるので、環境温度に合わせてカロリーの高い餌(スタータにはカロリーが高くタンパクは低めのトウモロコシを、ミルクには中鎖脂肪酸など)を加えてあげるとか、エネルギー代謝を上げて、ビタミンEや様々な成分で免疫系を強化したりできるリカバリーMを100g×3日(3日で240円)与えておく、とかです。

 免疫を強くするには、やはりワクチンや厳密にはワクチンと少し毛色が違うのですがTSV3等を使って免疫を強化すること、おなかを冷やさないこと、ストレスを与えないこと、が大切です。いくらワクチンを打っても、おなかの温度が1℃冷えると免疫は8%も低下しますし、ストレスがかかると免疫抑制効果の強いステロイドホルモンが分泌されます。どうしてもストレスのかかる局面では、モラフィットSPなどを投与して(ストレスのかかる前日からが効果的です)免疫低下を防ぎましょう。

 今日の動画は、文面と全く関係ないのですが、暑い中カーフフィーダー(哺乳ロボット)を完全清掃してきたので、そのビデオ(前編)です。

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