2020年10月15日 農家さんを往診やコンサルで回っていると、目標を持たずに毎日仕事をされている方にお会いすることが結構あります。もちろん、別に目標なんて何もなくても問題なければそれでよいと思います。毎日しっかりと飼養管理を行い、順調にできていれば素晴らしいことだと思います。しかし、少しでも牧場を良くしていこうと思うのであれば、やはり目標はあったほうが格段に良いと小生はいつも思っています。 ある繁殖農場では、いつも子牛の育成がうまくいかず、セリでも評価があまり高くない状態がずっと続いていました。去勢でもDGが1.0に届かないことがほとんどで、本人さんも平均が1.0を超えることは夢のまた夢のようなことを話していました。しかし、とにかくまずは去勢でDG1.0を超えるようにするという「目標」を立てて飼養管理するようになってから、徐々に状態は改善し、前回の市場では3頭の平均が1.16になっていました。子牛はすっきりとした体高のある昔とは比べ物にならないくらい良い牛に仕上がってきています。次回のセリも間違いなく良くなりそうです。もちろんこれ以上の成績をだされるところは山ほどありますし、決してこれですべてよしというわけではありません。しかし、一つでも目標をクリアーする事で、自分の仕事に対する取組みに自信が付き、次の目標に対するモチベーションが上がり、牧場が少しずつ良い方向へ向かっていくように感じます。 もちろん目標をたてればすべてかすぐにうまくいくとは限りません。しかし、すべての始まりは現状をしっかりと把握し、その現状に対して目標を立てることから牧場の改善は始まるのではないでしょうか。 では、そのようなことをいう蓮沼はどのような目標を立てているのか??? 蓮沼の現状:37cm な、なんだよ!ヘラブナかい!!!! もし釣れた時は報告いたします。さすがに50上は厳しそう・・・。 ★ 求人のご案内は こちら から 前の記事 第637話:捕まった・・・ | 次の記事 第639話:内臓とエンドトキシン |