2020年9月9日 泣き叫ぶセミ、メラニン色素で本当に太刀打ちできているのか心配なくらい降り注ぐ紫外線、退社時間になっても沈んでいない太陽、そしてグングン成長する雑草たち。夏ですね。 ところで、近頃診療先でヤギを見かけることが増えました。幼稚園や保育園でもヤギを飼うところが増え、そこからヤギの診療依頼が来る頻度も増えています。以前は「ヤギ!?」と驚いていましたが、最近は「ほ~い。ヤギね~。」という感じで往診に出かけてます。 小型で扱いやすく、病気にもある程度強い上に、何よりその旺盛な食欲でいくらでも雑草を食べてくれる除草能力が魅力なのでしょう。草地さえあればエサを用意する必要がないので手もかかりません。糞もコロコロと硬いものなので処理も簡単です。また、保育園などでは犬や猫と同様に小型動物でありながら、鋭いキバや爪がないため子どもがケガをする心配がありません。情操教育にも一役買っているのかもしれませんね。むむむ…犬や猫を飼うよりも非常に楽そうです! ただ、あまり知識もなく飼い始めると危険です。どんな動物であれ、生き物を飼育するというのはやはりたいへんなことなのです。そんなシェパード診療エリアで密かなブーム(?)になっているヤギについて、これから少しおさらいしてみましょう。 つづく 前の記事 第299話「対処すべきうつ熱かどうか②」 | 次の記事 第301話「ヤギトーーーク!②」 |