2020年8月3日 先日、カーフフィーダーに関するシェパードのデータベースを眺めていたら、ここのところ忘れていた「軍隊飯方式」の文章が出てきました。以前のコラムでも紹介しておきますが、最近の3元交雑で特に大型の気高系が入っているものが増えており、飼養管理上大切な事ですので、改めてお話ししようと思いました。 肥育導入時とは、どのようなことが大切なのでしょうか?まずは新しい「我が家」になれてもらうことが大切です。これは育成農家と異なる環境、粗飼料・配合飼料、そして水や給餌時間になれてもらうことです。そして、新たな仲間でうまくやっていくための群編成、つまりは順位決めです。このときに大きなストレスがかかります。それから、気高系で大切な早食いの訓練をしなければなりません。 これらをまとめて解決できる!というと大げさですが、かなりの効果がありますので改めてご紹介します。やり方は簡単。まず普通に稲わらから給餌していきますが、最後に配合飼料を給餌してから、10分間ですべての餌を取り除く、というだけです。通常は3日から1週間ほどで馴致できますので、大して苦労はありません。このやり方をすると、給餌中に他の子をいじめる暇もありませんし、必死で早食いしないと、ぼーっとしているうちに目の前から食べ物が消えてしまいます。急いで食べると急速に血糖値も上昇し、穏やかな気分で座ってにどがみをするようになるため、穏やかに群れも作ることができる、というものです。 コストも1円もかかりませんし、試してみて損はないんじゃないかなぁ? 前の記事 コロナめ!いい加減にしろ!ってか政府も! | 次の記事 とにかく冷やそう! |