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蓮沼浩のコラム
第620話:獣医師人数雑感 その3

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2020年5月28日

 事務所の金魚が病気となり、現在小生の家で治療中です。一応獣医師なので頑張って治したいと思います。

 獣医師の人数で次に注目した点は女性の人数になります。獣医さんの中で女性の割合は年々増えてきています。獣医事に従事する総数の中で女性の割合は平成24年から毎年約1.5%増加しています。平成24年には28.1%だったものが、平成30年では32.7%に増加しています。今後もこの傾向は続くのではないでしょうか。

 それでは獣医さんの仕事の中での女性の割合はどうでしょうか。


 
 小生は小動物臨床がダントツで女性の割合が高いと思っていたのですが、予想とは違い市町村職員の45.5%や国家公務員の43.1%が高い結果となっていました。都道府県職員は38.2%なり。いわゆる公務員獣医師に女性の割合が高い傾向がありますね。確かに公務員は女性にとって働きやすい環境がしっかりと整備されているように思います。
 小動物臨床の34.3%や共済組合の20.5%という数値も年々割合が増加しています。共済組合は2~3%、小動物臨床では0.5~1.0%毎回割合が上がってきています。産業動物個人と競馬関係団体は大体1割程度。この結果は・・・・何となくわかります。課題はまだまだたくさんあるように思います。

 今、あらゆる業界で仕事の働き方というものが劇的に変化しています。テレワーク等も急速に普及してきています。これからの獣医師の働き方というものも、必ず変化してくると思っています。どのような変化が訪れるのか?楽しみでもあり、不安でもあります。

 ダーウィンの言葉

 『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できるものである。』

 これから獣医さんはどのように変化するのでしょう???

今週の動画
「 エコーの使い方 その2 How to use the echo  Part 2 」

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