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古本みずきのコラム
飲み薬

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2020年2月28日

牛さんの治療では注射だけではなく、飲み薬を飲ませる機会も多いです。ですが、牛さん用の飲み薬は苦いものが多く、なかなか飲んでくれません。
他の先生たちはオレンジ色の投与器を使用していますが、私にはグリップが硬すぎて使えませんでした。シリンジを口に突っ込んで飲ませる方法も、筒の直径の分だけ口を開けないといけないので、投与中に牛が暴れると口の端から薬液がこぼれてしまいます。あと、手がヨダレまみれになって、その後の処置がやりにくくなります。

そこで買ってもらったお役立ちアイテムがこちら。

「子馬の投薬器」です。馬用ですが牛にも使えます。

使い方はノズルから薬液を吸い込み、牛の口にノズルを入れてゆっくりと内筒を押すだけです。気をつける点としては、ノズルで牛の舌の動きを邪魔してしまうと誤嚥する可能性があるので、できるだけ口内の端のほうにノズルを挿入するようにしましょう。

これを使えば子牛なら保定なしでも飲ませられます。

また、分解できるのできれいに洗えて衛生的です。部品の紛失には注意してください。

農家さんでも牛に薬を飲ませる方は多いと思います。こちらの投薬器はかなり使いやすかったので、是非試してみてください。

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