(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
蓮沼浩のコラム
第607話:オーストラリア肉牛産業事情視察 その13

コラム一覧に戻る

2020年2月27日

 しっかりとした手洗いは疾病予防の基本中の基本になります。しかし、どうしても忘れてしまいがちになります。今回を機に、習慣化できればいいなと思っています。

 今回のオーストラリア視察に行く前に、診療所のスタッフから現地で聞いてきてもらいたい質問を集めました。まともなものは今までのコラムで説明してきたのですが、一部変わった質問もありましたので、その回答を今回のコラムでは紹介してみようと思います。
 
 
その1 カンガルー肉は一般家庭でよく食べますか?おいしいですか?

 非常に気になる質問ですね。一軒の牧場でこの質問をしてみました。答えは「NO」。あくまでも個人的な見解だと思いますが、ほとんど食べることはないとのこと。スーパーの食肉コーナーでもカンガルー肉をみかけることはありませんでした。話を聞くと、普通の肉として食べるのではなく、いわゆるジャーキーがメインだという事がわかりました。お土産屋に売っているとのこと。
最後に「おまえは足が速くなりたいのか(笑)」と言われました。鈍足な小生ですが、丁重に「NO」と答えておきました。
 
 
その2 オーストラリアにもコンビニはありますか?
 
 日本にはいたるところにコンビニがあります。小生も本当にありがたく利用させていただいています。では、オーストラリアにもファミマ、ローソンのようなコンビニはあるのでしょうか。田舎の町をみてもそれらしきお店は一軒もありません。しかし、最終日にゴールドコーストの街を散策していたら、ついにコンビニを発見いたしました。看板にも 「 convenience store 」と書いてあります。24時間営業もやっています。しかし、店内は日本のコンビニとは全く違います。商品が海岸に近いことから浮き輪やらビーチサンダルやら、海水浴グッズばかり。もちろんチェーン店でもなさそうです。あくまでも個人営業でやっている感じです。たまたまなのかもしれませんが、お客さんは全く入っていませんでした。


 コンビニの看板です。


 店の中はこんな感じです。海水浴グッズが結構ありました。


 もう一軒のコンビニ。「7」と書いてあるのでセブンイレブンを意識しているのでしょうか?
 
 
その3 オーストラリアは飲酒・喫煙に対して日本より厳しいですか?

 酒飲みの小生にとっては気になるポイントです。聞いてみると18歳以上であれば飲酒はOKだそうです。普通に街中の飲み屋には若者が沢山いて飲んでいました。日本では20歳からなので、2歳早いところ以外はそこまで違いはなさそうでした。煙草に関しても18歳以上から購入ができるそうです。
 また、お酒や煙草とはちがうのですが、オーストラリアでは「マリファナ」が普通に出回っています。法律に関しては州ごとに違うようでよくわからないのですが、日本人の小生からするとビックリ仰天です。「ガンジャ」と言われているようです。
さらに度肝を抜かれたことがあります。それは、今回お邪魔した一軒の牧場の方が「牧場内を案内してやるよ!」と言われて野菜畑などをバスで案内して下さったのですが、一つの畑の前で「これがマリファナだよ~~~」とにこやかに、ごく普通に説明して下さったことです。一面マリファナ畑でした。絶句です。そういえば、牧場の方が何か煙草のようなもの吸っていると思っていたのですが、あれはもしかしたらマリファナかもしれません。もちろん小生は一切手をだしていません。


 凄い量のとんでもないものを栽培していました。ビックリ仰天です。
 
 
今週の動画
 「 牛の妊娠鑑定 Cow’s Pregnancy test 」

|