(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
蓮沼浩のコラム
第604話:オーストラリア肉牛産業事情視察 その10

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2020年2月6日

 伝染病は本当に恐ろしいですね。小生は獣医師なので動物の方ばかり気になりますが、人間もどえらく大変ですね。経済に与える影響はとてつもなく大きそうです。

 今回オーストラリアに行ってみると色々な発見がありました。特に英語の発音は大変興味深く、超怪しい小生の英語力では会話の内容を理解するのが大変難しかったです。特にオーストラリアでは、普通は「エイ」と発音するところを「アイ」と発音するので話していてもなんだか訳がわからなくなる時がよくありました。というか、偉そうに言っているけど、ほとんど訳わかっていなかったです。

 例えば・・・

 「Rain」 は「雨」と言う単語で、「レイン」と発音するのですが、オーストラリアの方は「ライン」と発音します。なので、雨が降らない事を〝No rain.″と表現しているのですが、発音では「ノー ライン」となります。小生は「???? 線(line)がない??? 何ぞや??」となります。

 あくまでも小生の耳で聞こえた感じですが、他にも面白い発音がありました。

 ステーキ(Steak)は「スタイク」。ビーフステーキ(Beef steak)は「ビーフスタイク」。
 一日(One day)は「ワンデイ」ですが、「ワンダイ」。
 この「ワンダイ」にはまいりました。気候の話をしていて、何度も「ワンダイ」というので、何が死んだのかサッパリわからずチンプンカンプンでした。英語力があれば話の流れからすぐにピンとくると思うのですが、小生の「クソみたいなレベル」では「牛が一頭死んだのかな?」程度の理解でサッパリです。

 もう一つ注目した発音はズバリ「ボー」です。オーストラリアの農家さんが「ボーボー」言うので何のことやらさっぱりわからなかったのですが、ナント雄牛(Bull)「ブル」の事でした。「ブル」が「ボー」。言われてみれば何となくわかります。ちなみに日本でも一部の地域で雄牛の事を「ボー」と表現するところがあります。小生はずっと雄牛は陰茎があるのでそれを「棒(ボー)」と表現しているのかと思っていました。もしかしたらこの「ボー」という表現は「ブル」からきているのかもしれませんね。ちなみに日本で雄牛を「ボー」と表現している農家さんに「何でボーなの?」と聞いたら「なんよ、ボーはボーよ!」と勢いはあるけど全く回答になっていない回答をいただきました。

今週の動画
 「 診療車 A car of veterinarian of farm animals. 」

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