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笹崎直哉のコラム
症例紹介~膝瘤~その2

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2020年2月4日

 最近は寝る前に読書をしています。たまに15分くらいしたら寝てしまって、朝を迎えていることがあります。どこまで読んだか分からなくなってしまうことがありますが、これからも継続していこうと思います。

 さて今回は手術の様子を写真でざっくりと説明していきます。

① キシラジンで鎮静術を行った後、剃毛
(剃毛すると、前膝が腫れているのがはっきり分かりますね~)

② 切皮、嚢胞の摘出
(一番集中するところです。ゆっくりと丁寧に確認しながら進めます)

③ 水平マットレス縫合(連続ではなく単純縫合を選択。絹糸で強めに)を行った後、余分な皮膚をトリミング

④ 患部を包帯で保護
(蓮沼獣医師が実施してくれました。確実でスピーディーな処置でした。かっこよかったです)

⑤ 摘出したものを確認。結合織のようなコリコリした感触でした。

⑥ 2週間後、抜糸。さすがに傷痕が残っていますが、牛さんの歩行などは問題ありませんでした。今後どのように回復していくか随時報告しますね~。

次回は嚢胞摘出のところにターゲットを絞って説明していきますね~。

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