2020年1月14日 昨日は成人式でしたね。テレビをつければこれからの将来の夢や目標について話す新成人のシーンで溢れていました。私は成人式が終わりすでに8年が経ちましたが、当時はスマートフォンが世の中に出始めたときだったのと、年々日本の人口が減ることが予想されて、それに伴い日本の経済が悪くなってしまうのではないかという予想を成人代表の同級生が話してたことは覚えています。懐かしいものです。恥ずかしながら、当時の私の夢や目標は全く覚えていませんが、中学生のときから「俺!獣医さんになる!」と友達や先生に大々的に言いふらしていたので、大勢の同級生からは「お前はあの頃と変わんない道進んでるんだな」と言われたのは明確に覚えています。懐かしいな~。 今回は分娩後、卵巣が通常の発情周期に回復するまでの期間に的を絞って話してきます。分娩後、約1週間は下垂体の機能が低下しているため、卵胞の成長がみられません。卵巣には小卵胞群といって未熟で小さな卵胞が多数存在しています。その後卵胞の選抜が行われ、分娩後15日~20日頃に成熟した卵胞が形成されます。ここで卵胞からエストラジオールが分泌されて排卵する牛さんもいれば、分泌されず排卵しなかったり、分泌されても排卵に至らず嚢腫化する牛さんがいます。この初回の排卵が終わり次第、正常な卵巣周期が再開するので、初回排卵が早ければ早いほどその後の発情回帰も早くなり、早期の受胎が期待でき、空胎日数の減少につながっていきます。 ここで忘れてならないのは、子宮と卵巣の両者は、牛さんの産次、乳量、栄養や免疫状態などによって大きく影響されることです。 つづく 前の記事 分娩後~発情回帰まで その2 | 次の記事 分娩後~発情回帰まで その4 |