(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
第258話「たまには表示を見てみよう④~算数の時間です②~」

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2019年10月30日

冬がやってきました。鹿児島でも空気が乾燥し、朝晩は非常に寒いです。
竹添が今年もうがい薬を用意してくれました。診療所に戻ったら、これでみんなうがいをして風邪予防に努めます。健康第一ですね。あ…みんな4文字なのに私だけ2文字(笑)。

計算方法は次のとおりです。
牛さんは体重が大きいので普段は100kgあたりの投与量を考えます。今回は100kgあたり、成分(ペニシリン)として
通常:400,000~500,000単位
乳房炎:1000,000~1500,000単位
術後感染症予防:10,000,000~20,000,000単位
ですね。

今回は「1ml=30万単位」です。300万単位では10ml、3000万単位であれば100mlです。
つまり、100kgあたりの単位数を30万で割れば投与したい量(ml)になることが分かります。

では、やってみましょう!
通常:400,000÷300,000~500,000÷300,000
= 1.333…~1.666…(ml)
乳房炎:1,000,000÷300,000~1,500,000÷300,000
    =3.333…~5(ml)
術後感染症予防:10,000,000÷300,000~20,000,000÷300,000
=3.333…~6.666(ml)
となります。(太字はすべて30万単位=1mlを示しています。)

この数字が100kgあたりの投与量になりますので、だいたい
通常:1.5~2.0ml/100kg
乳房炎:3.5~5.0ml/100kg
術後感染症予防:3.5ml~7ml/100kg
という数字がでてきます。

毎回、このような計算をしながら投与量を確認するわけにはいきませんので、やはり100kgあたりの投与量が分かったら表にして事務所や牛舎のすぐわかるところに貼る、あるいはパソコンに一覧を保存しておく、といった方法をとるのがよいでしょう。

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