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伏見康生のコラム
「NO.161 「SPAYしてきました」」

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2011年11月16日

百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず。

 ということで、SPAYデビューしてきました。SPAYの手順は以前に書かせて頂きましたが、やはり実際にやってみないとちょっとしたコツやニュアンスはわからないものです。今回は4頭SPAYさせていただき、とても勉強になりました!
 機会を与えてくださり、懇切丁寧に教えてくださった、農家さん、大久保先生、一木さん、岩崎さん、池田さん、たいへんありがとうございました。

 スペイをして回っているとき、とある農家さんがスペイをしてもらおうと枠場に繋いだ雌牛がいたのですが、大久保先生がその牛をちらりと見て・・・「この子はもう卵巣を取っているんじゃないかな」と言われたので、直検をしてみると・・・なんとその通り!子宮は驚くほどか細く卵巣は左右ともありませんでした。
 大久保先生になぜわかったのかを聞いてみると、外陰部や顔や体型、角、艶などではなく…乳首の大きさ、太さでわかるということでした。ちなみにフリーマーチンも、教科書では外陰部や生殖器の異常を特徴として挙げていることが多いのですが、乳首の大きさでおおよそ見分けられるとのことでした。

 観察眼がまた少し身についたような気もして、大満足でした。ありがとうございました!!

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