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蓮沼浩のコラム
第573話:技術革新のすごさ

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2019年6月27日

 久しぶりに鹿児島県で雨がまとまってふりました。結構激しい雨でしたね~。

 先日アマゾンで本を探している時に、ふと内視鏡のことが気になり調べてみました。すると、「耳かきカメラ」という商品を発見。LEDライト付きでWi-Fi対応。見た感じ非常によさそうなので遊びで買ってみました。


こんな感じの内視鏡です。自分のスマホに接続して使用します。

 コンパクトでしっかりとスマホの画面に映像が写ります。もちろん小生は子牛の中耳炎の治療をよく行うので、耳の中をみてみます。問題なく画面が映ります。実際には、本格的な内視鏡とは違うので、レンズを洗浄する装置や、カメラの横から細いカテーテルが出たり、小さなマジックハンドのようなものが使えたりすることはありません。ただ単純に画面を映すことができるだけです。しっかりと子牛に鎮静をかけておけば、問題なく耳の中をみることが出来ます。耳かき棒も装着できるので膿を掻きだすこともできます。すぐにカメラの先端が汚れるので、この点は注意しなくてはいけません。


牛の耳の中を見ます。鎮静をかけないと、動くのでうまく見られません。また、汚れがついても見られません。

 まあ、ここまでも確かにすごいのですが、そこまで驚くことではありません。小生が一番びっくりしたことは・・・・・

 値段です。

 値段が何と2999円でござりますよ!!!!!

 あえて3000円にしていないことはちょっと憎いですが、2999円!!!

 そしてこのクオリティー!!録画もできるし、カメラとしても使える!!

 普通に内視鏡を購入すると、数百万は軽く飛びます。それがこの値段。あまりの安さにビックリ仰天です。技術革新と量産体制のなせる技なのでしょう。デフレも影響しているかな??この耳かきカメラを見ながら、世界や日本の経済、技術革新など色々な事を考えてしまいました。本当に遊びで購入できるレベルの内視鏡。これから先の時代はどうなっていくのでしょう。

 子牛で使うのに飽きてきたら、自分の耳かき用にしてみようと思っています。


飽きたら自分用としても使用できます。

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